第1回では、WordPressの仕組み、投稿と固定ページ、テーマとプラグインの違いを整理しました。今回はWordPress Playgroundを使い、管理画面から公開表示までを一巡します。
PlaygroundはWordPress公式の練習環境です。サーバー契約やインストールをせず、ブラウザ内でWordPressを動かせます。この記事では個人情報や本番用の文章を使わず、練習用の内容だけを入力します。
今回のゴール
- Playgroundを開き、管理画面と公開サイトを見分ける
- 短い投稿を1件作る
- 固定ページを1件作る
- テーマを1つ切り替えて表示を確認する
- 練習内容をブラウザへ保存し、必要ならZIPへ書き出す
画面の位置や表記は更新で変わる場合があります。完全に同じ表示でなくても、同じ役割のメニューを探してください。
1.WordPress Playgroundを開く
- WordPress Playground公式デモを開きます。
- WordPressの読み込みが終わるまで待ちます。
- サイトが表示されたら、Playgroundのアドレス欄で管理画面のURLが
/wp-admin/になっているか確認します。公開サイトが見えている場合は、管理画面へ移動します。
Playgroundは端末のブラウザ内で動く独立した環境です。実際に運用しているWordPressサイトの管理画面を開いているわけではありません。公式の概要はAbout WordPress Playgroundで確認できます。
2.管理画面の5か所だけを見る
左側のメニューで「投稿」「固定ページ」「外観」「プラグイン」「設定」の場所を確認します。今回は投稿、固定ページ、外観だけを使います。
管理画面上部のサイト名や家の形のアイコンから公開サイトへ移動できることがあります。公開サイトから管理画面へ戻る操作も確認しておくと、後のプレビューで迷いにくくなります。
3.初めての投稿を作る
- 「投稿」から「新規投稿を追加」を開きます。
- タイトルに「はじめての投稿」と入力します。
- 本文の段落へ「WordPress Playgroundで投稿を作りました。」と入力します。
- 追加ボタンから「見出し」ブロックを選び、「今日わかったこと」と入力します。
- プレビューを開き、タイトル、段落、見出しが読めることを確認します。
- 編集画面へ戻り「公開」を選びます。確認画面が出た場合は、内容を見てからもう一度「公開」を選びます。
ここでの「公開」は、このPlayground内で表示できる状態にする操作です。通常のインターネット上へWebサイトが公開されるわけではありません。
4.固定ページを作り、投稿との違いを見る
- 「固定ページ」から「新規固定ページを追加」を開きます。
- タイトルに「このサイトについて」と入力します。
- 本文に「WordPressを練習するためのサイトです。」と入力します。
- プレビューで表示を確認し、Playground内で公開します。
「投稿」の一覧と「固定ページ」の一覧を見比べると、別の種類として管理されていることが分かります。固定ページは、作成しただけではメニューに自動追加されないテーマもあります。今回はページを作って表示できれば完了です。
5.テーマを1つ切り替える
- 「外観」から「テーマ」を開きます。
- インストール済みの別テーマを1つ選びます。
- 「有効化」を選びます。
- 公開サイトを開き、先ほどの投稿または固定ページの見え方を確認します。
テーマによって、色、文字、余白、配置、利用できる編集機能が変わります。「外観」にサイトエディターが表示されるかどうかもテーマによって異なります。今回は追加のカスタマイズをせず、見え方が変わったことだけを確認します。
6.練習内容を保存する
現行のPlaygroundは、ブラウザストレージが利用できる場合、新しく作った環境を自動保存します。Dockの「Your Playgrounds」には最近の自動保存が最大5件表示されます。ただし、自動保存は長期保管の保証ではありません。
- Dockにある「Autosaved」または「Unsaved」の表示を選びます。
- 残したい場合は「Store permanently」からブラウザストレージへの保存を選びます。
- 別の場所へ保管したい場合は、Dockの「Export」から「Download as .zip」を選びます。
ブラウザのデータ削除、プライバシー設定、保存領域の都合で内容が消える可能性があります。ZIPには現在のサイト内容が含まれるため、共有PCでは保存場所に注意してください。保存と復元の現行手順はPlayground公式Quick Start Guideを参照してください。
7.Playgroundと本番のWordPressは完全には同じではない
Playgroundは操作練習に向いていますが、常時公開される通常のサーバーではありません。ブラウザ版ではSQLiteを使うなど、一般的なWebホスティング環境と異なる部分があります。また、外部サービスとの接続、メール、分析、共有、バックアップなどは、本番と同じように動かないことがあります。
このため、Playgroundで動いたテーマやプラグインが、すべての本番環境で同じように動くとは断定できません。本番へ導入するときは、要件、互換性、バックアップ、復元方法を別に確認します。
完了チェック
- 管理画面と公開サイトを行き来できた
- 投稿を1件作り、プレビューで確認した
- 固定ページを1件作った
- テーマを1つ切り替え、表示の変化を確認した
- ブラウザ保存の条件を理解し、必要ならZIPを書き出した
ここまでできれば、WordPress入門の最初の2回は完了です。次は「レンタルサーバー、自宅サーバー、ローカル環境のどこでWordPressを動かすか」を比較すると、実際の設置方法を選びやすくなります。
おうちラボの関連記事
- WordPress入門・第1回:基本用語をもう一度確認する
- 家庭内ネットワーク入門・第2回:自宅サーバー側へ進む前に現在のネットワークを確認する
- Docker ComposeでNginxをLAN内限定で起動する:Webサービスを自宅サーバーで動かす例
資料・画面確認日:2026年9月7日。Playgroundは開発が続いているため、画面や保存方法が変わる場合があります。画像は説明用イラストです。


コメント